心臓リハビリテーションは、心臓血管外科手術後の超早期から始まります。
手術後の人工呼吸器からの離脱や早期離床の獲得を目指して、CCUにおいて理学療法士が担当致します。
手術の数日後には椅子への移乗やトイレ歩行が始まり、退院へと段階を進めます。
機能回復が進み自宅退院となれば心肺運動負荷試験の実施と運動処方を行います。
在宅自己管理型や通院型など回復段階に合わせた運動療法を継続します。
周術期における廃用性の筋力低下など、日常生活活動の障害となる要因を分析して、必要な運動療法を提供致します。
糖尿病や肥満および運動不足など、生活習慣の改善は再発予防や生命予後の改善に欠かせない事項です。
従って、回復期から維持期には個々の生活様式や社会背景を踏まえ、運動療法の継続を支援します。